かまたまRock 'n' Roll

地元のサッカークラブとロックンロールをこよなく愛するもの

「記号」を身にまとうということ

先日のホーム観戦の際にグッズを仕入れてきました。今回のお買い物はリボンマグネット。以前スヌーピーのを買ってたので、今回はキティちゃん。これで左右が揃ったので、今後車での遠征時にはコレ付けて出かけますヽ(^o^)丿

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普段乗りには...ちょっと止めておきます。仮にですけど、コレ付けた状態で駐禁なりやっちゃったとしましょう。それを見掛けられたら当然「カマサポにロクでもないヤツがいる」って事になっちゃう。いや、もちろんやらないけどw。

遠征時に使うのは、まあ一種のお守りのようなものです。土地勘が無くて知らない道なので、いつも以上に気をつけないといけない。これ付けてたら無茶なことはできん。そういう心理的ブレーキにもなってくれる。
だったらいつもそうしてろよってなもんですがw、四六時中気を張りっぱなしで居られる自信はない。パトカーだって駐禁取られることもあるんだからw。とにかくクラブの顔に泥を塗るような危険は極力避ける。「記号」を身にまとうって事はそういう事かなーって思ってる。


「アウェー遠征時はレプユニを着て、その街でお買いものをしよう」ってムーブメントがありまして、これには大いに賛同しています。「お宅のクラブとの試合を目当てに県外からお客さんが来てますよ」ってアピールになればいいなと思っています。

ただこれとてやれるのは試合当日のみですねー。自分とこだけならまだしも、ヘタすりゃ向こうのクラブにも迷惑掛けかねん。ファッションとしてのサカユニが社会的に認知されるのは、まだまだ遠い日だと思います。

そういや地元帰った時に寄ったマルナカにサカユニ着てた子どもが居たんですが、着ていたのはバルサでした。海外のクラブだと違和感無いのはなぜなんだろうw?

裏天王山

水曜の横浜戦の結果を受けて日曜に急遽帰郷。「裏天王山」となってしまったザスパ戦をどうしてもこの目で見届けたかったのだ。
ゴラッソの応酬で、試合としてはとても見応えがあったけど、絶対に負けちゃいけないこの一戦を落としてしまったことで、遂に最下位。さすがにスタンドの雰囲気は悪く不満が充満していた。ため息とときおりの怒号が耳に痛い。

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原のボレーで先制した時はスカッと晴れ渡ったのに。つくづくサッカーってのは、得点シーンがカタルシスの競技なんだと思う。
後半なんか殆どノーチャンスで、縦に長いの入れては弾き返されるばかり。よくよく考えてのこととは思うけど、お世辞にも観てて楽しくなるようなものじゃなかった。周辺の不満のボルテージが、時間を追うごとに高まっていくのが肌で感じられた。
今回はA席に座っていたので、私のすぐ近くでベンチ外の選手もこの試合を観てたのが見えた。彼らはこのスタンドの雰囲気を間近で見て、なにか感じるものはあっただろうか?誰でもいい。早くこの空気を吹き飛ばしてくれ。


それまでずっと一人負け状態だったザスパだったけど、立場は完全に逆転してしまった。噂の反則級外国人カン・スイルを、開始からずーっと目で追って見てたんだけど、ありゃー凄い。始終エブソンとヨンジがついてたので得点こそ許さなかったけど、彼という脅威が居ることで、周りの味方が落ち着いてプレーしているように見えた。自分が囮になることで周りを活かす、そんな存在。高井の一点目、岡田の二点目ともに、とても最下位のチームが見せるパフォーマンスじゃない。

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それにしてもザスパいいの獲ったね。それも残留を争うレノファ&ウチとの直接対決という、まさに絶好のタイミングで。そのうち黒い面を出すかもしれないけど(笑)、この二連戦を勝ったってのが大きい。まさに回天の一手だ。これは敵ながらアッパレと言うほかない。


我々の戦力を顧みる。

身内びいきを差し引いても、最下位に沈むような戦力ではないと思ってる。プレーオフとは言わないけれど。
昨オフの戦力流出も少なく、むしろ上積みに成功した方だと言っていい。なのにここまで15戦消化して、わずか1勝の勝ち点9。これは運不運だけで説明がつく問題じゃない。
幸いにして課題はハッキリしている。失点23点中、約半分の11点がセットプレーからによるもの。

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(Football labより引用)http://www.football-lab.jp/sanu/

私にはどこに穴があるのかサッパリ分からんが、対戦相手から見ればおそらく完全に攻略されているんだろう。これをなんとかしなければならない。


先日レノファの上野監督が退任された。「解任」なのか「辞任」なのかわからないけれど、思いのほか早く動いてきた。一人負け状態だった群馬が上がってきたことで、このままでは降格に巻き込まれてしまうと判断したのだろう。この選択が吉と出るか凶と出るか?それは今シーズン終了時の結果において評価される。

その上野監督も我々の北野監督も、これまでの経緯が似ている。共に地域リーグからJ2までチームを導いた最大の功労者。にも関わらずレノファは生き残るために、泣いて馬謖を斬った。置かれている状況だけで考えれば、我々のほうがレノファより悪い。我々はこのままでいいのだろうか?同じくJ2残留を争うクラブとしては、少し心が乱れる。

クラブの人事はクラブの仕事。だから一サポーターである私自身が、ああしろこうしろと言うことはない。
ただ一点信じている。それは、このままズルズルと行っても仕方ないやと思ってる者は、このクラブに誰一人としていないだろうと言うこと。その点については全幅の信頼をおいている。だからどのような選択をしようと、それが最良の選択だと信じる。

その上で個人的見解を言ってしまう。

もし当初の目標通り6位以内プレーオフを目指すと言うのであれば、それはもう指揮官交代ということになるだろう。15戦やって1勝なのだ。この先劇的に連勝街道を驀進ってことは考えにくい。
そうではなくJ2残留に切り替えるのであれば、続投が最善。なんたって過去3年の実績がある。今さら未知の指揮官を仰ぐよりも確実だ。
そしてそれが今取りうるべき選択肢であると考える。

シーズン半分も過ぎてないのにいささか気が早いんじゃないか?と思わないでもないが、実のところ時間切れではないか?
今の順位ではJ1ライセンスを取得するための施設(練習場、クラブハウス)確保を、ライセンス申請締め切りの6月末までに取り付けるのは難しい。それにはおそらく「今」プレーオフ圏にいる必要があった。仮に今から全勝したとしても、6月末の時点でその機運を高めることに、おそらくならない。
上がれなくてもプレーオフ圏を目指す。それはそれでロマンある試みかもしれないが、もはやそれが許される状況じゃない。監督・選手にとって不本意極まりないだろうが、事ここに至ってはJ2生き残り戦略に舵を切ってほしい。2015シーズンで鉄壁の砦を築いた北野さんなら、やってやれないミッションじゃないと思う。


とは言っても勝敗は時の運。最善を尽くしても、こちらがJ2の21~22位で、J3の1位2位がライセンス持ちなら落ちる。誰を恨むでもない、そういうルール。今我々はJ2全22チーム中それに最も近い。まだまだ諦めはしないが、一応万が一という時の覚悟はしておく。
この先どうなろうと、今後とも物心両面とも支え続ける気持ちに変わりはない。正直カテゴリはどっちだっていい。強いて言うなら、J3だと来るべき東西分割になった場合、関東住まいには観に行くことが難しくなることが残念だということくらいだ。
だからと言うわけではないのだが、今期は現地観戦は抑えめにするつもりだったけど予定を変更。出来得る限りで現地に駆けつけようと思っている。

とは言え、流石に先週の今日で徳島にはいけない(笑)。今日は遠い関東の空の下からダゾーン経由で見守ることとする。

ククルククパロマ

今年はじめての現地観戦でした。気がついたら、この4年間で既に現在のJリーグクラブ(18+22)の半分以上を現地観戦していた。名古屋がその半分以上となる21番目になります。
今年からちょっと日常の生活も大事にしたいので、観戦ペースはゆっくり目になると思います。時間もお金も有限ですから。基本は初めて行くところを優先して、まあゆるりゆるりと参ります。
特に行きたいのは吹田。リーグ戦で当たるのは当分ないと思いますから、どこかうまい具合に天皇杯が発生してくれないもんですかね?


スタジアムへはJR金山駅から地下鉄名城線で接近。最寄りの瑞穂運動場東駅ではなく、新瑞橋駅で降りて、「井筒」でみそカツを堪能。

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名古屋はちょくちょく来るんですけど、なにげにみそカツは初めて。実に美味い(*´ω`*)♪

川沿いを歩き、今が花の盛りの桜を愛でながらスタジアムへ。

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いい時期に来れました。天気が良くなかったのが少し残念です。

パロマ瑞穂スタジアム

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関係ないけど、我が家のガスコンロはパロマ製です。求めてた機能を備えてた中で一番安かったんだ。パロマばんざいヽ(´ー`)ノ

対岸が見事にまっかっか~

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全方位緑のアルウィンも相当なモンでしたけど、赤は視覚的に圧力を感じる色なので、心なしかこちらの方がよりいっそう威圧感があります。

それでも果敢に責め立てる我ら。明らかに前半は押していた。
わたし分かった。強豪でアウェイだからと言って、引いて守りから入ろうなどとしない。むしろハナから打って出る人だ。北野さんは。
そしてそれを可能にしたのが、J2昇格以来4年間積み上げてきた補強の成果。遂に我々はここまでやれるようになったのだ(゚д゚)。このまま行けば得点は疑いなしと確信しつつ後半へ。

ところが後半は一転して押し込まれる展開に。このあたりの修正力は流石に風間監督。そして真正面から与えてしまったフリーキックを、昨年までセレッソで見てた玉田がゴール左隅に鮮やかに貫いて1点。ありゃー凄いね。とても止められん。それでも触れたシミケンは流石。

おととしまでなら先制されれば試合終了だったんだけどw、これで為す術もなくズルズルと...とはならなかったのが成長の証。

中盤の底でボールを奪ったキジテツがそのままドリブルで運び、キジテツ->大剛->そしてゴール前に走り込んだ西が叩き込み同点。その数分後、今度は右サイドからまたも大剛が供給したラストパスを、仲間がヘディング。しかしこれはキーパー楢崎の正面でゴールならず。仲間、思わずピッチを叩いて悔しさを露わにする。

いずれもいいところにスルスルッと走り込み、精度の高いラストパスを供給した大剛が要になった。この状況判断能力、さすがは大宮で10番を背負っただけのことはある。

しかし決定機を多く作り出すも決めきれない精度の差が、最終的に勝負を分けた。終了間際、難しい体勢、角度から放った杉本のシュートが、1点目と同じようなゴール右隅に突き刺さりこれが決勝点。期待のルーキー中島くんを入れてパワープレーに出るも、チャンスらしいチャンスも作らせてもらえず終了のホイッスル。実に惜しい敗戦となりました。

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しかし質で及ばない分、数で相手を圧倒。やれることはやれていたと思います。今年のチームを初めて観ましたが、最後引き分けも狙えただろうに敢えて勝ちを狙いに行ったところに、本気で6位以内プレーオフを目標にしてるんだなと感じました。残留目的の勝ち点1じゃなく、上位進出のための勝ち点3を取りに行った。その姿勢は評価しております。

次、名古屋と相まみえるのは最終節の丸亀。その時、互いにとってどんな状況で迎えることになるのか楽しみです♪

イイノヤマノボレ◯二二六

飯野山(いいのやま)

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香川県丸亀市坂出市の境に位置する山である。別名を讃岐富士と呼び、讃岐七富士のひとつに数えられている。(Wikipediaより)


いよいよ2017シーズンが始まる。J2もこれで4年目。過去3年間は慢性的な得点力不足に悩まされてきたけど、北九州からFW原一樹を獲得したことによって大幅アップを期待。毎度のことだけど、開幕前の今の時期は楽しみしかない。まあたいがい3ヶ月もせずにナニガシかの事情でアタマを抱えることになっているんだろうけどw。

そんな「飛翔」が期待されるシーズンに、我らが指揮官が掲げた今季の目標はなんと6位以内プレーオフ進出!!・・・こりゃまたずいぶんと大風呂敷を広げたもんだなーと。

J2昇格以来3シーズンすべて残留争い。J1ライセンス取得に必要な設備も持ってない。普通に考えれば、まだまだ土台作りの時期。両隣の徳島と愛媛はそれぞれ9年。お向かいさんの岡山でも7年。それがJ2昇格からプレーオフ挑戦までに掛かっている年数。我々も同じくらい掛かっても遅いってことはないんじゃないのかなー?


・・・ってなこと言ってたら、いつまで経っても上がれやしないぞ!!っていう、監督なりのゲキなのかもしんない。


カネも施設も選手層も、何もかも足りてないって事は、おそらく他の誰よりも分かっているはず。であると同時に、ケツを蹴り上げられないとなかなか動こうとしないって事もよく分かっているんだろうと思うw。「今年プレーオフに行く。だからそのつもりでJ1ライセンスを取るための準備をしてくれ。ダメだった時はすべての責任を俺が取る」・・・そんな声なき声が聞こえてくるような気がする(幻聴)。

航大が抜けてCBに若干ならざる不安はあるけれど、おそらく過去最高の戦力を整えることができた。しかしシーズンが終わるまでこの戦力を維持できるのか?長いシーズン何が起こるかわからない。主力と控えの戦力差はいかんともしがたく、怪我人がでれば昨シーズンの二の舞が待っている事は明白だ。それがわからぬ北野監督ではあるまい。じゃあその真意はどこにあるんだろうか?


目指しているのは、2015シーズンの金沢なんじゃないだろうか?

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(出典 http://ultra.zone/jleague-division2-2015-rank


一時は首位にも躍り出て、後半戦に入ってからもしばらくはプレーオフ圏を維持。最終的には12位に終わったけど、J1ライセンス取得のためのクラブハウスを建設し、恒久的なJ1挑戦体制を整えることに成功している。あるいはこれをやろうとしているんじゃないか?

必要な時に必要なものが無いということがどういうことなのか?その身近な例を、長野(※1)・北九州(※2)で目の当たりにしてきた。チャンスが巡ってきた「その時」に備えて、いつかではなく今すぐ動かなければならない。そう思わせるには充分過ぎる事例だったと思う。

  • (※1)2013シーズンJFL優勝。J2規格を満たすスタジアムが無かったので自動昇格見送り。それ以来のJ3暮らしが今も続く。
  • (※2)2014シーズンでプレーオフ圏5位フィニッシュ。J1規格を満たすスタジアムが無かったのでプレーオフ出場できず。2016年J3降格。

 

我々がJ1ライセンスを得るために必要なものは大きく2つ。クラブハウスと練習場。どちらにしても「ください」と言ってポンと手に入るものじゃないw。広く一般を納得させるだけの名目が必要だ。だからこその「6位以内プレーオフ」を目標にブチ上げた・・・のではないかと思っている。

翌シーズンのライセンス申請期限が6月末。翌年の1月頃に使用できることがライセンス発給の条件になるから、建設期間を考えても申請期限までにはクラブハウスと練習場の建設を取り付けることが必要になる。それまでの間、プレーオフ進出に現実味を持たせる順位をキープし続けないといけない。となると序盤から猛然とスタートダッシュを決め、一気呵成に畳み掛けることになることになるだろう。ライセンス申請期限後で尻上がりに上がってきても目的は果たせない。

序盤を飛ばせば後で息切れしてくる。夕なぎの夏が鬼門であり、このあたりからズルズルと後退していくのが毎年の風物詩である。
個人的には、なるたけ上位で残留圏に留まり、来年からのJ1挑戦体制が整えば大勝利であると思う。しかし一般的にはプレーオフ圏を逃して終われば、目標未達とみなされるだろう。その場合は監督の進退が問われかねない。二年連続の目標未達なら、任期満了での退任もありえる。

ただ、それすら承知の上の事なのかもしれない。1年掛けて新体制への禅譲を行い、自らの進退と引き換えに、このクラブが上に向かうための施設を残していく。まさに「虎は死しても皮を残す」のだ。。。


・・・と、メロドラマな展開を想像してみたw。まあ自己犠牲なんてガラのお人じゃないだろうw。ずいぶんデッカい目標を吹いてしまったもんだなーとは思うけど、まったくできない事を言うような人じゃないはずだ。それなりに勝算がおありなんだろう。勝負師の手腕、とくと拝見させていただくことにする。

個人的には、J1ライセンス取得+J2残留ができれば今年は勝利だと思ってる。まかり間違って本当にプレーオフ出場ができれば、これはもう大変なことだ。その時は最終節の名古屋戦がスゴいことになるだろうなぁ。ピカスタ史上最高の入場者数を記録すること疑いない。そうなったら最高だね。

最悪は、ライセンスは取れないわJ3降格するわのシナリオ。とにかくこれだけは回避してほしいね。どっかの総統がJリーグ至上主義の哀れな末路だって叩いてきそうだw。

とにかく開幕から見ものだ。もし私の考えたとおりだと、6月末のライセンス提出期限までには、クラブハウスなり練習場なりが着工してなければいけない。そのためにはJ1昇格が現実的な位置にいなければならない。これはもう開幕からアクセル全開でブッ飛ばしまくることになる。

さあ果たしてトラ・トラ・トラとなるのかな?
乾坤一擲の大勝負の幕開けだ。

疾風ニ勁草ヲ知ル

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「困難に遭ってはじめてその人間の本当の価値、本当の強さが分かるということ」なんだそうだ。
奇しくも今の鈴鹿にとって、これほどピッタリな言葉もないだろうな...と思う。

11/27の日曜に、ゼットエーオリプリスタジアムへ、全国地域サッカーチャンピオンズリーグを観に行ってました。名前が変わりましたが、ここは6年前に我々がJFL昇格を決めた、あの市原臨海球技場です。

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去年まで我々のチームメイトだった野口と堀河が、鈴鹿アンリミテッドに今年から加入しています。彼らを観たくてやってきました。

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勝ったほうがJFL昇格を掴むこの大一番に、スタメンとして起用されていました。カテゴリがどこであれ、かつてのチームメイトが信頼され、頑張っている姿は嬉しいものです。たぶんこうやって、縁もゆかりもないけれど「気になる」チームってのが増えていくんでしょうね...(´ー`)


開始早々10分。その野口のロングパスから繋がった前線がペナルティエリア内で倒されて、鈴鹿がPKを獲得。これを落ち着いて決めて先制。鈴鹿は今期公式戦で三重に負けたことが無かったらしいので、「あー、これは鈴鹿がこのまま押し切るのかなー」と思いきや、その後は終始三重が押し気味で試合が展開。終わってみれば4-1で三重が鮮やかな逆転勝利でした。

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三重の試合は初めて観ましたが、個の力と言うよりも組織で戦う印象。事前のスカウティングで相手を丸裸にして、いいところを出させない。鈴鹿は幸先よく先制はしたものの、その後は三重に脅威らしい脅威を与えさせてもらえなかったように見えました。西条の予選ラウンドではあの今治も押さえ込んでいたようなので、優秀なスカウティング部隊でもいるんかな?桑名時代には天皇杯で当時J1のセレッソにあと一歩というところまで迫っていたし、ここぞと言う一発に強いのかもしれない。

奇しくも「三重ダービー」となったJFL昇格争いは、こうして三重の勝利で幕を閉じました。アスルクラロ沼津J3に昇格し、ファジアーノ岡山ネクストJFLから退会するので、今回のJFL昇格枠は2つ。よって優勝のFC今治と準優勝の三重がJFL昇格キップを掴み、鈴鹿は悔しい3位。また1年掛けて、東海リーグを優勝するか全社を抜けてくるかして、この舞台に戻ってこなければならない。ホント地決は勝つと負けるとでは、天と地ほどの差なんだよなぁ...(T_T)


日本サッカーのカテゴリーは、階段を一歩づつ上がっていくピラミッドのように描かれているようですが・・・

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こと地域->JFLに関しては、「段差のある向こう側」に飛び移るようなものだなと思っています。

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本気で飛び移る気がなければ、たいした怪我はせずに済みますが・・・

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向こう側に飛び移るためには、助走をつけて思いっきり命懸けの大ジャンプをしなければならず・・・

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失敗すれば復帰に時間が掛かるダメージを負う。

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ヘタすれば立ち直れないくらいの大ダメージを受けることもある。実際ここまで来ておきながらあと一歩のところで涙をのみ、雌伏の時を過ごす事になったクラブのなんと多いことか・・・(´;ω;`)

わがかがわの近くでは南国高知FC(現、高知ユナイテッド)もその一つ。10年以上前のかつて、高知は愛媛や我々より先にJFL入りする可能性があった。それが後もう少しのところでそれを逃し、その後10年以上雌伏の時を過ごすことになった。・・・今回今治が抜けたので、いよいよ高知からJへの機運が復活するのだろうか?


閑話休題


鈴鹿さん、なかなかユニークなクラウドファウンディングをやっていたことからも察するとおり、カネ集めにかなり苦労してたように思う。全国リーグのJFLを戦い抜くだけの体力があるかどうかを試されているんだと言えなくもないですが、とにかく地決はカネが掛かるんだ...。予選ラウンドで敗退ならまだしも、決勝ラウンドまで進んでの敗退は、更に費用的ダメージは大きい。この反動が翌シーズンに跳ね返ってこないかどうか。レンタル選手の退団ニュースも流れており(これはレンタル元に請われてのことかもしれませんが...)、戦力維持がすごく厳しそうだなーって、端からはそう見える。

鈴鹿はまさに今「疾風ニ勁草ヲ知ル」を迎えているんだと思います。おそらくこれから来シーズンに向けて多かれ少なかれ変化が訪れるはず。それが良しにせよ悪しにせよ、クラブ一丸となって乗り越えていってほしいです。

思えば我々も、2008年にJFL昇格を逃した時はいろいろありました...

予選ラウンドで敗退
 ↓
胸スポンサーの穴吹工務店が撤退。先細っていく予算...
 ↓
翌シーズン、四国リーグ2位。全社敗退。地決出場を逃す
 ↓
そして監督の退任...

もう踏んだり蹴ったりでね(´;ω;`)。2009年終了時点ではお先真っ暗でした。あんときはマジで辛かったなぁ...しかしあれを乗り越えたからこそ今がある(`・ω・´)


鈴鹿にとって心強いデータとしては、地決の決勝ラウンドまで行ったクラブは、その後数年内に昇格している。最近だとYSCCSC相模原ファジアーノネクストが、翌年の昇格を決めてる。ホントあと一歩のところまで来ています。だから(たぶん)これからやってくるだろう苦しい時期を乗り越えて欲しい。「ここまで来たのに・・・」じゃなく、「ここまで来たんだ(だからあと少しで行ける!)」なんだ。歓喜の瞬間は近い!!

そしてこれは鈴鹿さんの将来的な構想次第ですが・・・野口と堀河を再びJFLの舞台に連れて行ってやって欲しい。これは一うどんサポーターとしての願いですヽ(´ー`)ノ

ショウリノメガミと共に

一昨年に「Jアンダー23」の企画で行きましたが、ウチの試合としてはJFL昇格初年度の2011年以来の野津田に行ってきました。
思い起こせばあの日は町田のJ2昇格を見送った日でした...当時は悔しいとかそんな感情はなく、ただ「あー、ええなー」と思って眺めてましたね。いつかウチも上がれたらええなーと。それから5年、今やお互いがJ2です。思えば遠くへ来たもんだ(´∀`)

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今期も残りあと5節。残留に向けて勝ち点が喉から手が出るほど欲しい!!しかしココに来て過去5戦全敗の町田が相手という苦しい状況...

というわけで、過去4回連れて行って3勝1分けの子を連れて行くことにしました。ワタクシそれほど信心深いタチじゃないんですが、もうこうなったらすがれるものには何だってすがってやるわい(;´Д`)

キジテツの恩返し弾で幸先よく先制したものの、後半早々に隼斗をレッドで欠いてからはズルズルと防戦一方の展開。センターサークルの向こう側に誰も行こうとしないあまりのドン引きぶりに、連れが「ないわーw」と苦言を呈するほどの不格好な試合でしたが、まあとにかく久しぶりに勝った!自身、勝ち試合を観るのは長居でのセレッソ戦以来です。いやー、長かった。

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後半早々に数的不利を抱えてから守りに徹して逃げ切るのは、かつて鳥取でのJ2JFL入れ替え戦を彷彿とさせる展開でした。あの時退場になった藤田が、この試合2枚めの交代カードとして切られたのも不思議な縁。勝たねばならない一戦で、数的不利を招いてしまった無念さ申し訳無さを、この日他の誰よりも知っていたのが藤田だったのではないか?そう思うと胸が熱くなります(`;ω;´)

さてこの日得た勝ち点3は大きいですが、累積警告でキジテツを、そしてこの日2枚の警告で隼斗の両名を次節は欠くことになりました。これはなんとも苦しい...(;´Д`)

しかしこの土壇場に来て、チームが最高に纏まってきた気がする。

優勝・昇格の可能性を残す札幌、清水との連戦。そこに主力を欠く。ポジれる要素なんか何ひとつないんだがw、圧倒的劣勢を乗り越えて勝利をもぎ取ったことで、改めてチームが一丸となった!これは、あと4節を乗り越えるために何よりも必要なものだと信じています。

今期の現地観戦はこれで打ち止めの予定。入れ替え戦が発生したらこの限りではありませんが、それはナシでお願いしたい(;´∀`) 現地組のみなさん、たのんますヽ(´ー`)ノ

試合後は町田駅に移動して、食べログに載っていないもつ鍋屋にて接待&祝勝会。去年福岡に遠征したときに行った現地のもつ鍋屋よりも美味かったです(*´ω`*)。現地在住の九州人の情報は確かだった(^ν^)

しかしこれで5戦4勝1分けかー。しかも全戦全敗の町田相手でもとなると、こりゃこの子のショウリノメガミっぷりは本物だな。これからも勝たねばならない一戦のときは、連れて行こうと思います。試合後の接待でコストが少々かさみますが(;・∀・)

100ゴールは誰だ!ダービー

お馬さんの運動会ライクに予想してみたw

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◎木島(徹)
本命ですね。ただいま3戦連続ゴール。シーズン7ゴール目を挙げて、仲間くんと並んでチームトップタイに並んだ。
リーグ全体として疲れが見え隠れしているシーズン終盤のこの時期に、いま一番ノりにノっているのが心強い。前節横浜戦で決めたドリブルの切込みと切り返してからの一閃は、まるで兄良輔を彷彿とさせるようだった。古巣松本を相手に4戦連続ゴール成るか?

◯仲間
ここぞというシーンには必ず顔を出す抜群の嗅覚。ベストゴールにも選出された開幕戦のダイレクトボレーは見事だった。もしDFに怪我人が続出しなければ、今期はきっと彼を中心とした攻撃陣が形成されていたんだろうなと思う。
ただ相手からも危険な選手だと分かっているので、そのぶん執拗にマークされている。それでアタマに来た金沢戦で一発レッドを喰らってしまった。あれさえなければ金沢戦は勝ちまであった。自分のせいで勝ち点を落とした自覚は十分にあると思う。
出場停止明けとなった前節横浜戦では、一戦アタマを冷やして落ち着きを取り戻してきたように見えた。上からの引き抜きも怖いがw、ウチの未来を担う次のエースは君だ。しでかした不始末のケジメは己の脚で取り返せ。

▲藤井、エブソン

我らが誇るツインタワー。前節から去年の戦型に戻したので、これからはこの二人がスタートから起用されることを予想。共にセットプレーでの展開で期待。
ただエブソン。お前は脚ではなく頭で狙ってくれw

△木島(良)

松本戦ではたぶん後半の20分ごろに投入があると思う。北野さんはそういう人だw。
この試合は、自動昇格圏2位以内を狙う松本としては勝ちたい一戦。前のめりになってくれれば、裏へ抜け出す縦ポンからの一閃に期待が高まる。
ただ、弟徹也のブレイクに少し肩の荷が下りたのか?今年はなんだか「俺がやらなきゃ誰がやる」といったギラギラ感が、少し見られなくなったような気がする・・・
しかし、こういったメモリアルなところで決めるような何かを「もっている」のがキジ兄だったり。あわや戦犯となりかけた2013年入れ替え戦のPK失敗。文字通りチームを救った2014年入れ替え戦。そして2015シーズンラストのベストゴール。
彼には花がある。その花は、しおれるのにはまだ早い。

△我那覇

累積警告で出場停止中のミゲルに替わって、最前列起用を予想してのもの。
今期1ゴールは本人もまだまだ満足しちゃいないだろう。立て続けに本職DFが故障離脱する苦しい台所事情でCBの起用が続いたが、ひさびさのFW起用に点取り屋としての存在感を示せるか?

☓ミゲル

次節松本戦は累積警告で出場停止だけど、仮にその松本戦がスコアレスドローになったら、更にその次以降ということで。
いまウチで一番の成長株。使えば使うほど良くなってきた。
ただ基本はポストマン。ドン引いてからのカウンター戦術に戻した今の戦い方では、切れる脚を持っていないので得点シーンを期待するのは難しいか?ゴール前のクロスが足元に合ったときにあるいは・・・
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前節から戦い方を引いてからの堅守速攻型に戻したので、得点シーンは流れから崩してのものではなく、カウンターかセットから生まれるんじゃないかと予想。流石に今年中に決まるとは思いますが、次節松本戦で決まるとは限らないかもしれませんね~